根開きの形成過程 ~ 知られざる新たな仮説~ 東 間 未希 は じめに 冬 山に登ると不思議な現象を見ることが出来る。木の幹のまわりだけ雪がすり鉢状にく ぼ んでいるのだ。 この現象を「 根開き」 と言う。 雪の多い東北でよく見られ、春の訪れを 告 げるものとして知られている。 しかし、 私が実際に武尊山、 玉原高原、片品村越本で根 開 きの観察を行った結果、 根開きは真冬でも見られることが判明した。今まで根開きは熱 や 風によって出来るものと言われてきた。 しかし、未だはっきりとした原因は解明されて い ない。そこで私は冬山での観察結果をもとにこの根開きの出来る原因を突き止めようと 思 う。 今回実験で立証する仮説は、 熱による形成、 気流の変化による形成、木の表面の抵 抗 による形成である。 方 法 実 験1: 温度計を木の表面、 金属製の外灯、 木材にガムテー プで固定。 なお、木と外灯 に ついては、 日向と日陰両方に設置した。 約1 ヶ月に渡り数回記録を取った。 実 験2: 採取ビンにお湯を入れて雪の中に立て、 雪の溶け方を見た。 実 験 3 : 長 さ40㎝ 直 径30㎜ の ビ ニ ー ル パ イ プ に425μmのふるいで小麦粉をふるいなが ら 降らせる。 パイプの上部が小麦粉をはね返す影響を確かめる為、新聞紙でふたをしたも の としないものを用意した。 パイプの太さは30㎜ と㎜ で比較した。 実験4: 小麦粉をはね返す上部の面積を減らして実験する。 直径35㎜ のFAX紙の芯を 土 台にして藁半紙を巻いたものに、 小麦粉をふるいながら降らせた。 実 験 5 : 直 径 約 4 ㎝ 長 さ 約㎝ の木片に小麦粉をふるいながら降らせる。樹皮が粗い木 と 滑らかな木の2 種類で比較した。 結果と考察 実 験1: どの物質も気温より表面温度の方が高くなる。日が当たるところにあるものは よ り表面温度が高くなる傾向が見られる。日 向の場合、金 属の方が表面温度が高くなるが、 日 陰だと逆の結果になることがわかった。 これは、金属の方が木より比熱が小さいためだ ろ う。 木材と生命活動をしている木を比べた結果、 大きな違いは見られなかった。これよ り 、 木が体温を持ち、 雪を溶かしているという可能性は低いと考えられる。以上の結果か ら 、熱によって根開きが起きる場 合 、日光によって物体が温められ な くてはならないということが予 想 される。 しかし、日の当たらな い 真冬の山でも根開きが起こるの で 、熱の影響だけで根開きが起き て いるとは考えづらい。 図1 それぞれの平均による 気 温と表面温度の比較 表 1 気温と表面温度の比較こうして、木の周りだけ雪が解けていくことを 雪根開きとか根開きと言います。 この現象が起きると、雪国も本格的な春が訪れるそうなので、 わたしワク/7/11 曲&演奏:ホラネロ 小西健二音楽堂 東川町 プライベート音楽合宿の際に収録しました。 ブログはコチラです
539 根開き 春のしるし 五十嵐靖之 趣味の写真と短歌
雪根開き
雪根開き-根開きとは 庭の木も根開きしたかと思ったら、あっという間に雪がなくなってきました。 「根開き」とは「ねびらき」または「ねあき」と読みます。 春が近づいて木の周りから丸く雪が解けていく様子を指すことば。 庭のナナカマドの根元。木の根開き(きのねあき) 立ち木のまわりの雪がいちはやくとけること。 雪国の春を告げる現象である。 木のまわりに土がのぞくと春が足早にやって来る。
/7/11 曲&演奏:ホラネロ 小西健二音楽堂 東川町 プライベート音楽合宿の際に収録しました。 ブログはコチラです「雪根開き」や「根開き(ねあき)」と 呼ばれ、春の季語にもなっているそうです (「木の根明く」「木の根開き」などとも言う)。 英語だとそのものズバリの「ツリーホール」。 しかし、なぜ木の周りだけ雪が溶けるのでしょうか。根開きは北国では春のたよりだよ~★ 写真1積雪が少ない年の厳寒期の根開き(07年1月28日栃木県日光市) 写真2春先の根開き(09年3月5日 福島県猪苗代町)
「木の根明く(きのねあく)」、「雪根開き(ゆきねびらき)」、「根開き(ねひらき)」、「木の根開き(きのねあき)」等。 以下の資料に、記載あり。 参考資料1 『語りかける季語ゆるやかな日本』 p25 木の根明く(きのねあく)根開きとは 庭の木も根開きしたかと思ったら、あっという間に雪がなくなってきました。 「根開き」とは「ねびらき」または「ねあき」と読みます。 春が近づいて木の周りから丸く雪が解けていく様子を指すことば。 庭のナナカマドの根元。これは、「 雪根開き(ゆきねびらき) 」や「 根開き(ねあき) 」と呼ばれる現象で、春の訪れを知らせてくれます。
雪根開きを見に。 鍋倉山 17年5月5日(金) ブナの雪根開きを見たくなり、奥さんと鍋倉山へ、直登で鍋倉山を狙いましたが初心者奥さんギブアップ。山で言う9合目あたりで断根開きとは 庭の木も根開きしたかと思ったら、あっという間に雪がなくなってきました。 「根開き」とは「ねびらき」または「ねあき」と読みます。 春が近づいて木の周りから丸く雪が解けていく様子を指すことば。 庭のナナカマドの根元。根開き 冬が終わりに近づく頃、雑木林の中を歩いていると、木の根本だけ雪が融けて丸く穴が開いたようになっている様子を見かけます。 この現象は「根開き」とか「根回り穴」などと呼ばれています。 なぜ、木の周りにはこんな穴ができるのでしょうか?
こうして、木の周りだけ雪が解けていくことを 雪根開きとか根開きと言います。 この現象が起きると、雪国も本格的な春が訪れるそうなので、 わたしワクこうして、木の周りだけ雪が解けていくことを 雪根開きとか根開きと言います。 この現象が起きると、雪国も本格的な春が訪れるそうなので、 わたしワク「雪根開き」や「根開き(ねあき)」と 呼ばれ、春の季語にもなっているそうです (「木の根明く」「木の根開き」などとも言う)。 英語だとそのものズバリの「ツリーホール」。 しかし、なぜ木の周りだけ雪が溶けるのでしょうか。
いやいや、だったら雪の降り始めたころからブナの周りには雪が積もらないはず! それに桜の木とか楓の木が根開きしているところを見たことない! そこで! ナカマチは検索した! その結果がこちら! このような現象はブナに限ったことではありません。「雪根開き」や「根開き(ねあき)」と 呼ばれ、春の季語にもなっているそうです (「木の根明く」「木の根開き」などとも言う)。 英語だとそのものズバリの「ツリーホール」。 しかし、なぜ木の周りだけ雪が溶けるのでしょうか。雪根開き 原野の言霊 雪で覆われた山の斜面で、立木の根元だけ雪が溶け、地肌があらわとなる光景をよく見る。 北国の風物詩とも言えるこの風景に先達は美しい言葉をつけた。 「雪根開き(ゆきねびらき)」という。 「根開き(ねあき)」とか「根周り(ねまわり)」と呼称する地方もある。 これが見られる頃となると、寒い北国にもようやく春が訪れる
0 件のコメント:
コメントを投稿